「ジャーヘッド」  
アメリカの海兵隊員の丸刈頭が、ジャー(びん)ににていることから、海兵隊のことをこう呼ぶ。


最高の生き方がある。 
   そう、信じて僕は戦場へ向かった

 


父も祖父も海兵隊員、当たり前のように18歳で海兵隊に入隊。  
夢は祖国に尽くすこと。。。


戦争映画と云っても、「ブラックホークダウン」や「プライベートライアン」のようなものを期待すると 
きっと肩透かしをくらう。 湾岸戦争の地上戦って4日で終わったしね。

それに面白い、って類ぢゃないんだよなぁ~、これがまた(´ヘ`;) 

元は主人公スオフォードのノンフィクション小説。 
真実の一端として見る映画だと思う。

R15指定だけれど、残虐なシーンなんてない。 
男クサイ海兵隊での言葉が汚すぎて、私のようなレディーはひいてしまうだけ(エッ?!w

 

 

兵士の日常や心理状態、それも前線以外の兵士たちがメイン。 

スコープ越しにのぞく標的を撃つ。
段々感覚が麻痺して、飛び散る赤い飛沫を見たくなる。

出撃前に『地獄の黙示録』を鑑賞し 
「殺せ!!殺せ!! やっちまえ!!」 と士気を鼓舞。

仲間の1人が 「そもそもあいつらに武器を売ったのは誰だ?」 
と云い出せど 「俺たちは戦うだけだ」 とその意見を封じる。 考えないようにする。

TVの取材が来ても、「海兵隊に入ったときから言論の自由はない」
と釘をさされ、自分の意見さえ述べられない。


前線以外の戦争映画って見ることがないので、
こうやって訓練を積み重ねているうちに 戦争に行く精神にさせるのか、、、、
と妙に納得してしまった。


(防護マスク被ってふざけて 「ルーク、こっちの世界に来い シュゴォ~」 
 っていうシーンでは、私と旦那だけが 映画館で爆笑してましたが。。。(;´∀`) ) 


戦いはとても短い。 予告で見たのでほぼすべてなくらい。 

A10(戦車壊しちゃうような戦闘機)の誤爆、 
油田に放たれた炎、 
無数に転がる一般市民の死体、
唯一出てきた敵のイラク兵、、、。 

中でも砂漠の彼方に空を覆うほど黒煙を上げて燃えるいくつもの油田、
降り注ぐ原油の雨、そこに残る白い足跡、
幻想的ですらあり、忘れられない。 

実際に体験したらそりゃぁもう、、、当たり前だよね。。

 

 

湾岸戦争当時、学校で教室のTVから流れるニュースを見て 
「なんかすごいことが始まっちゃったなぁ。。」 
幼い私は 夜空に打ち出されるミサイルを花火のように眺めていた。 

学校では 「パトリオットミサイル」 という言葉が 意味もなく流行った。
ニュースの映像にリアリティなんてものは一切なかった。  
今のようにネットで海外サイトまで覘いて、フィルターのかかった真実を見極める方法もなかった。
あっという間にイラクは降伏し、それで終わった気がしていた。

でも、親父ブッシュがした戦争は 子ブッシュにきっちり引き継がれていたんだよね。


そして次々と新しいジャーヘッドが生み出されて 
今も延々と待機して税金を食いつぶして精神をすり減らしているんだろう。

戦いから戻っても いつまでも手は銃を覚えたままで、、。