これは良かった!!  

世の中良い人ばかりではない。 でも悪い人ばかりでもない。

第二次大戦後のブルガリアの収容所で育ったデンマーク人の少年・デビッド。過酷な日々を過ごしていた彼は、ある日収容所を脱走し、単身デンマークへと向かう。

 

ちょっと「母をたずねて3千里」 を思い出したけれど、主人公がマルコに似てないので大丈夫(何

オリバー・ツイストも思い出したけど、こっちの話のほうが私は好き。 

 

ブルガリアからギリシア、イタリア、スイス、、、
(ヨーロッパの地図を確認してしまった。。。(汗  )

この少年は 脱走 という出発点があるから余計に過酷だ。
連れとなるアメデオもいないし。。。 (マルコが連れてた白いおさるさんだよw)

 

 

「誰も信じるな」 

収容所で過酷な育ち方をして、笑い方も知らず トラウマを負った少年デビッド。 

どんなに優しくされても、信じきれない。 
「人はどうしてひどいことをするの? 殴ったり殺したり騙したり・・・」
ほんとに小さいときから収容所で両親と離れて育ったから 純粋にそう信じている。 
哀愁すら感じるデビッドの暗い表情に 胸が痛くなる。

でも旅先で助けられ追われ学び、 徐々に固く閉ざした心を開いていく。

 

最初はずっと暗い雰囲気なんだけど 
彼の心の変化を表すように 明るく美しい風景もたくさん!
パッケージの写真にもなっているヒマワリ畑も素敵。。。。
ベスパの後ろに乗って手を広げる彼も好きだなぁ~。

彼を助けてくれた絵描きのおばあさんのあたたかい眼差しも 包み込まれるようにやさしい。。。

 

 

収容所を脱走するときに手引きしたものがいるのは最初からわかってるんだけど、 
それが誰でどうしてか、はラスト近くまでわからない。 


それを知ったとき、 

世の中悪い人ばかりではない。 

またそう思う。

 

ツッコミいれるところはたくさんあるだろうけど、それは野暮だわ。 
純粋にたまにはこういう物語に感動したい。